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音楽バカによる音楽についてのひとりごと。

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今日の夜バンドの顔合わせなのにベースの子が音信不通です。どうもこんばんは。

日々ちょっとずつ音楽を紹介してますが、ほとんどがバンド系か男性SSWかな?
でも実は女性SSWもあたしのルーツの一部です。気づいたら女性アーティストばっかり聴いてた時期もあったなあ。基本的に女の子は癒やしです。

♪Michelle Branch『Everywhere』(2001)

原点!
初めてギターを手にした時、弾きたいなって思ったのが彼女の曲やった。(結局弾けんままやったけど)デビューした時のMichelleは18歳、その時あたしは中学生やったかな。今デビュー時の彼女よりも年上になったけど、『Everywhere』の衝撃は色褪せんね。こんな曲作れる18歳ってすごい。
最新作はミニアルバムで、しかも輸入盤しか出なかったから残念。新作待ってます。

♪Katy Rose『I Like』(2004)

大好きKaty。「Katy」と言えば、あたしの中でPerryではなくRose。(Katy Perryも好きやけどね!)
2004年にアルバム『Because I Can』でデビュー。日本でも結構推されてたかな。このアルバムはロック、メロウ、ラップ調、子守歌みたいなバラードまでバラエティ豊富で良作やった。
ずっと次のアルバム待ってたんやけど2007年の『Candy Eyed』はダウンロードオンリーで残念やったなあ。あたしはフィジカルしか買わないので結局手元にある音源は最初の1枚だけ。
だいぶ前に結婚したらしく、それ以後の活動はあまり聞こえてこないので復活願う。

♪Nelly Furtado『...On The Radio (Remember The Days)』(2001)

これはcensoredバージョンかな。元々の曲名は「...」の部分が「Shit」。
以前の記事でも書いたけど、Nellyはアルバムごとにスタイルが変わってておもしろい。この曲が入ってるのは1stアルバムで、ポップやけど普通のポップじゃない。彼女の好きなHIPHOPや、彼女の民族性(ポルトガル系カナダ人)の影響が見られる、Nelly流ポップやと思う。
最近のMVではセクシーセレブみたいな服装やコスプレみたいな衣装が多いけど、このMVではB-girlみたいな感じで可愛くて好き。

♪Jasimine Kara『Ain't No More Room』(2012)

曲を聴いて最初勝手にアメリカだと思ったけど、実はスウェーデン出身。ソウル系でドンピシャなアーティスト久しぶり。
去年の6月が初来日で、ほんまにほんまに行きたかったんやけど東京公演しかなくて断念した……。次の来日は関西来ますように!とっても優しくてファンサービス旺盛で、twitterで話しかけたら結構な確率でリプライくれます。

♪Nina Nesbitt『Glue』(2011)

最後は個人的イチオシのアーティスト。スコティッシュSSWのNina Nesbitt。
Ed Sheeranの『Drunk』のMVに出てたのがきっかけで知ったんだけど、ポップでキャッチーな音がいい感じです。結構精力的にEP出してるみたいで、ゆくゆくは世界デビューしそうな予感。イギリスではアイドル的な人気みたい。普通の女の子!って感じだけど、そこが受けてるのかも。

他にも、Lily Allen、Natasha Bedingfield、Shakira、Alanis Morissette……いろいろ聴きます。どんどんおもろい女の子が出てきたらいいなー。

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「何かこれ聴いたことある」って思う曲がたまにある。
音楽の歴史は何十年も何百年も続いてる。音の組み合わせ、リズムのパターンはある程度出尽くしてるだろうし、ある曲が別のアーティストの別の曲に似ていることは珍しくはない。
パクりは良くないし許されないけどね。でもほんまに偶然似たであろうそっくりのフレーズを見つけるのっておもしろくて好き。それが全く違うジャンルの曲同士だと更におもしろい。

一番最近見つけた、なんか似てる!って曲。

♪Black Veil Brides『Rebel Love Song』(2011)

この頃よく聴いてるBVB。Andyの声やっぱり素晴らしい。
あたしがこのサビを聴いた瞬間思い出した曲は

♪RIZING 2 END『Let me down』(2012)

「全然ちゃう曲やん」って思うでしょう。でもサビまで待ってください。
完全に一致じゃないですか。6音目まで進行が全く一緒。しかも興味深いことに、R2Eのこの曲は再録で、オリジナルは2009年にリリースされてるんだよね。BVBよりだいぶ前。
片やアメリカのメタルコア、片や日本のエモ系パンク。両方聴いてる層がどのぐらいいるんだろうか。この2曲が似てるっていうネタをわかってくれた人が、身近に1人だけいたのが驚きだけど。(笑)

♪STONE LEEK『Pray』(2010)

STONE LEEK from 京都。めちゃくちゃカッコいいバンド!
この曲最初聴いた時に「何かの曲に似てる!」って思ったけどどうしても思い出せなくて、後日「これや!」って閃いたのが

♪ONE OK ROCK『Never Let This Go』(2010 / live)

ワンオクのこれ。全体的な雰囲気が似てる。特に『Pray』のサビとこの曲のサビ前はかなり近いと思う。
どっちもほぼ同じ時期にリリースされたアルバムの中に収録されてる。STONE LEEKの方が荒削りな感じで、ワンオクはきれいめやね。

最後はあたしが言うまでもなくかなり知られてる例やけど、

♪JET『Are You Gonna Be My Girl』(2003)

去年惜しまれつつ解散したJETの、かなり有名なこの曲。iPodのCMで知名度上げたんやったかな?めっちゃ好きなんやけど、

♪Iggy Pop『Lust For Life』(1977)

Iggyのこの曲にそっくり。同じトラックでボーカルだけが違うんじゃないかと思うほど。こんなにそっくりでも許されるんですか、と言いたくなります。ドラムのリズムもギターのリフも酷似。というかほぼ一緒。
Rolling Stone誌の「クレイジーなほど似ている曲トップ20」で、この2曲の相似は栄えある(?)1位だったらしい。

いろんな音楽が出てくれば出てくるほどできることの幅は狭まっていくけど、完全に完璧にオリジナルな曲を作るっていうのはきっと難しいんやろうなあ。オマージュとパクりの境目っていうのも曖昧になってきてるし。
ともあれ、違うジャンル、違う国、違う時代で似た曲が生まれるっていうのはやっぱりおもしろい。もうちょっといろいろ調べてみたい。

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GOOD4NOTHINGとTHE CHINA WIFE MOTORS主催のフェス、SAKAI MEETINGに行ってきました。R2Eを観に。
でも観れんかった。

雨で。
今回R2Eが出る予定やったんは無料の屋外ステージで、昼過ぎまで何とか天気持ちこたえてたのに途中から土砂降りなって。出番1時間前に中止が決まった。それ知ったの電車の中。1時間半かけて来たのに今更引き返せない!ってなって、会場まで行ってメンバーの顔だけ見てライブ観れませんでした。笑。
t.i.pも同じステージやったから観たかったんやけど、出番が早くて間に合わんかった。このステージのバンドでR2Eだけが中止なったんよね。ほんまに残念やった。

日にちをさかのぼって16日。

大阪モーターサイクルショー行ってきました。終始テンション高め。
そしてそのまま夜行バスで福岡へ。
先月できたばっかりのハコ、Queblick!


◆Mix Box@福岡Queblick 3.17.'13
SEGARE / Vibedred / WESTN NUMBER / funnySkash / THE LIGHTNING DELIVERY'S / OVER YOU


この日はOVER YOUのギターのSteveとドラムのBobくんの最後のライブでした。脱退が発表されたのが14日の夜。急やったからほんまにビックリした。4月に何本か関西でのライブが決まってて、そこでまた会えると思ってたから。1日悩んで、やっぱり6人揃ったOVER YOUのステージを観たいって思って福岡行くことを決めた。
のに、ギターのアオイくんがノロで欠席という情報が当日の昼に入ってくる。(笑)この前の大阪の時といい、このバンドはほんまにいろいろとタイミングが悪いと思う!

THE LIGHTNING DELIVERY'S:

ちょいエレクトロな感じ?まあまあ楽しかった。ペグが付いてない透明な小さいギター(?)みたいなヤツに興味津々。音は個性があって良いので、ボーカルがもうちょい聴きやすければ。

WESTN NUMBER:
長崎のバンド。普通に上手い。BUMP OF CHICKEN meets ELLEGARDENっていう印象を受けた。どこかで聴いたことがあるような感じ。それは両面の意味があって、馴染みやすいキャッチーさがあるっていうことと、ありきたりで普遍的な感じっていうこと。ひねったら絶対カッコいい。

funnySkash:
唯一観たことあるバンド。金管の音は好きやけど、やっぱりあたしにはちょっとポップすぎるかなあ……。ボーカルがなんとなくうたのおにいさんみたいな感じ。大阪のバンドやけど最前結構埋まってて固定客っぽい人おったから意外やった。

超元気な人おった。笑。

OVER YOU:
SEがいつもと違った。Linkinとかいろんな音ミックスしてヨシさんが作ったらしい。
1曲目『Samurai Ninja』なのは初めてだとか。アオイくんの代わりにサポートで入ってたマイムくんは元メンバーで、THEエモボーイって感じやった。動くし煽るし、様になるね。今はSix of Spritesってバンドで弾いてるらしい。
途中ヨシさんとBobくん泣きそうやったけどSteveにこにこしてた。(笑)トモヤくんが時々Steveの方を気にしてるのも微笑ましくて。最後の『Crazy』はあたしも泣きそうやった。地元ってこともあってフロアは結構人おったし前の方は軽くモッシュ(みたいなもの)も起きたり盛り上がった。

Vibedred:
上手かった。ドラムの人が時々バナナマンの日村に見えてしゃーなかった。ギターがすごい楽しそうに弾くのが良かった。でも上手かった記憶のわりに曲はあまり印象に残ってない。

SEGARE:
岡山のSUNLIGHT CHOICEを観た時に似た衝撃。(笑)大阪のバンドらしいけど初めて知った。

みんな泥臭い感じなのにドラムだけ見た目がきれいめやった。笑。
完全に和ロックやね。和太鼓もあったし。あのボーカルスタイルはなかなかおらんと思う。めっちゃ上手いけどベクトルが演歌。結構好きかも。
アンコールもあって、

ステージに掃除機が置かれているというおかしな状態。(笑)

OVER YOUはもちろん、他の対バンもなかなか楽しかった。
ハコは新しいだけあってきれい。思ったより狭かったかな。あと、バーカンスペースはなかなか窮屈。何より外に看板を出してくれないとあたしのような方向音痴は普通に通り過ぎてしまいます。(笑)
外には喫煙スペースもあるよ。(って言っても禁煙の場所ないけど)こんなところにR2Eタオル。笑。

別の場所でもこんなん見つけた。メンバーの誕生日や。


ようやく音源入手。古い方。

OVER YOUは去年の夏?ぐらいにDROP出てた時知ったんやけど、前の方でしっかりライブ観るようになったのはR2Eのツアーで観る機会が増えた先月ぐらいから。これからもっとたくさん観たいって思ってたから、2人も抜けてしまうのは残念で仕方がない。
あたしは個人的にこのバンドの華はリードギターとキーボードやと思ってたから、Steveが抜けてリードの部分はどうなっていくんやろうっていう不安はある。かなり目立つラインを弾いてたから。そして何よりドラムがいないのは大変やと思う。すでに決まってるライブいくつもあるし、正式メンバー決まるまではサポート入れると思うけど、早く決まりますように。
2人が抜けたことで、メタル寄りではなくメロディアスな方向に変わっていくかも、とのこと。新しい音源が出るのを楽しみにしとく。

今月のYoung Guitar。

東京行っても頑張ってほしいね。

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「ベランダからギターを放り投げたくなってもあきらめないこと」っていうアドバイスをあたしにくれた人が、バンドを辞める。
急すぎて。思ったよりショック受けてる自分がいる。「4月に関西でライブあるから、その時また会おうね」って言ってたのに。残念な脱退じゃなくてめでたい門出だから、ホントは喜ばなきゃいかんけど、やっぱりショックやなあ。あたしより年下やけど、ギター弾いてる時のオーラがすごくて、ステージ下りても優しくて気さくで。彼のギターを楽しみに毎回ライブ観てた。もっといろいろ教えてほしかった。
同じタイミングでドラマーも辞めてしまう。あんまりしゃべる機会なかったけど、大人しそうに見えてひょうきんなところがあることも、熱出してフラフラなのにステージ立って頑張ってたのも知ってる。
2人を応援してるし、2人がいなくなっても変わらずそのバンドを応援したい。けどどんな風に音が変わっていくんかなって思うと少し不安。何より寂しい。

夜はセンチ(死語?)になるからいかんね。
朝の爽やかな気分の時に聴きたい曲、いい天気の昼にドライブしながら聴きたい曲、そういうのって人それぞれあると思う。じゃあ夜に聴きたい曲は?ってなると、あたしの場合それはNeil Youngの曲。

Neil Youngはカナダのアーティスト。

元はBuffalo Springfieldのメンバーで、1969年にソロデビュー。Crosby, Stills, Nash & Youngのメンバーとして活動した時期も。
1995年にロックの殿堂入り、2000年ローリング・ストーン誌の「史上最も偉大な100人のアーティスト」で34位、2003年「史上最も偉大な500のアルバム」に5つのアルバムがランクイン、2006年Paste Magazineの「偉大な存命のソングライター」で2位、同年VH1チャンネルの「ハードロックの偉大な100人のアーティスト」で39位……。
と、いろいろ並べてみたけど、すごく評価されてるアーティストだっていうことがわかると思う。でもあたしと同年代で彼の名前を聴いて「知ってる知ってる」ってなる人は少ないかもしれん。

恥ずかしながら、あたしも彼のことをちゃんと知ったのはここ数年。
きっかけはNirvana。Nirvana結構好きで、Kurtが自殺した時に残した遺書の中で引用されてたNeilの『My My, Hey Hey (Out of the Blue)』の歌詞の一部「it's better to burn out than to fade away(消えてしまうより燃え尽きる方がいい)」を知った時すごく印象に残って、どんな曲だろう?って思った。YouTubeで調べてみたらすごくいい曲。一回聴いたら耳から離れなかった。
名前はなんとなく聞いたことがあって昔からいるアーティストだってことはわかってたから、父親に「Neil Youngってどんなアーティスト?」って聞いてみた。そしたら、アルバム『After the Gold Rush』『Harvest』、Crosby, Stills & Nashの『4 Way Street』を貸してくれた。

そこからしばらくはNeilばっかり聴いてたなあ。

♪Neil Young『Heart of Gold』(1972 / live, 1985)

本当に素敵な曲。泣きたくなる。
ヴァイオリンの音もマッチしてていい。これはフェスでの映像だからNeil以外にバックバンドがいるけど、ギター1本とハーモニカだけでやってる映像なんかもあって、そっちのバージョンもシンプルやけどカッコいい。こんな大きなフェスのステージでやっても、普通のライブハウスで椅子に座ってアコースティックでやっても、同じように人の心を打つ曲だからすごい。
あたしが初めてギターでマトモに弾けるようになったのがこの曲で、まだとてもNeilみたいには弾けないけど、ちょっとずつ近づきたいなあと思う。

♪Neil Young『See the Sky About to Rain』(1974 / live,1971)

今週雨の日があったけど、その日の朝雨が降りそうな曇り空を眺めながら、頭の中でずっと流れてたのはこの曲やった。
すごく優しい曲やと思う。後半から出てくるピアノの高音が本当に好きで、音の数は少ないのになんでこんなにたくさんのことを伝えられるんだろうってビックリする。
歌詞は、雨の降りそうな空、機関車の汽笛、そんな何気ない景色の中で人生について考えるって感じかな。「silver fiddle(銀のヴァイオリン)」っていう言葉が出てくるけど、これに因んでなのか、Neilは自分の著作権管理会社の名前を「Silver Fiddle Music」にしたそうな。可愛い響き。

♪Neil Young『Tonight's the Night』(1975)

渋い。というのが最初の感想。アルバム『Tonight's the Night』の表題曲で、このアルバムは全体的にブルージーな感じです。
実はこのアルバムは、上の『See the Sky〜』が入ってる『On the Beach』よりも早い時期に録音されてる。(1973年)この時期Neilはドラッグのオーバードースで2人も友人を失くしてて、それがバックバンドCrazy HorseのギタリストDanny WhittenとローディーのBruce Berry。彼らを想って作ったアルバムが『Tonigh't the Night』です。
哀悼の作品ということもあってか、なかなか納得いくものが録れなかったNeilとバンドメンバーは、ベロベロになるまで酔って、その状態でレコーディングに臨んだらしい。その結果ラフでヘヴィなアルバムが完成。でもレコード会社に「暗すぎる!」と評されお蔵入り。その後この音源を聴いた友人たちに後押しされて、ようやく発売に至ったとのこと。
この曲はBruceのことを歌ってる。Bruceは働き者だったとか、彼はみんなが帰ったあと俺のギターを弾きながら歌ったりしたとか、彼の思い出が語られて、後半で彼の死を電話で聞いたっていうエピソードが出てくる。そしてサビは「Tonight's the night」の繰り返し。「悲しい」「寂しい」っていう言葉は一切出てこない。それでもNeilのやりきれなさが伝わってくるんだよね。きっと言葉で表せないぐらいつらかったんやと思う。

♪Neil Young『Rockin' in the Free World』(1989)

なんてカッコいい曲。カントリー調の曲だけでなく、ロックな曲も作ってます。
歌詞の内容は、ただ「自由になろうぜ!」っていうだけではなく、アメリカを憂いてる。貧しくて子供を育てられない女性、ホームレス。便利になっていく反面、拡大する貧富の差。Neilはとても思慮深く、且つ自分の立場をはっきり確立してる人だと思う。

♪Neil Young『Love and War』(2010)

最近の曲。ちょっと太ったけど、味のあるギターと優しい声は変わりません。
愛と戦争。ある意味普遍的なテーマだよね。でも、愛が大事で戦争はダメっていう安直な歌ではない。Neilが今まで見てきたものについて歌ってる。いくつもの戦争、愛と戦争について祈る人々、戦地に行く男たち、それを待ちながら子供に上手く説明しようとする妻たち。そしてあたしが一番心打たれたのは

  The saddest thing in the whole wide world
  Is to break the heart of your lover

  この広い世界において一番悲しいことは
  あなたの愛する人の心を傷つけること

っていう歌詞。当たり前のことかもしれない。けど、そのことがこんなにシンプルできれいな言葉で述べられてるってことが衝撃。
もちろんここで言う「lover」は恋人のことやけど、自分にとっての「大事な人」全てに当てはまると思う。あたしはまず家族を思い出した。今までいろいろ好き勝手してきたけど、最近上手くいかんかったり失敗したりするとまず思い浮かぶのは両親の顔。がっかりさせるかなあ、悲しませるかなあ、って。自分が傷つくのはもちろんイヤやけど、それはある程度自己解決できるし時間が解決してくれること。でも自分の大事な人を傷つけた時、それが癒えるまでどのぐらい時間がかかるのかわからないし、許してくれたかどうか本当に確認することはできない。
話がそれたけど、愛と戦争について歌ってるアーティストは老若男女いっぱいおるけど、Neilだからこそ説得力がある。おじいちゃんだからこそ(言い方悪いけど)歌える歌。いっぱいいろんなもの見てきたんやろう。Neilも大事な人を傷つけてしまったことがあったんやろう。それですごく後悔したんやろう。悲しいけど優しい気持ちになる歌。

長い間活動してるアーティストだけあって、エピソードはいっぱいある。
1982年に出した『Trains』は電子音を取り入れまくって賛否両論やったけど、実は脳に障害がある息子との意思疎通が難しくて、もし機械の音で会話することができたならっていうアイデアに基づいて作ったアルバムやったとかね。
Neilはあたしにとって音楽的にも人物的にも尊敬する人。テレビや雑誌で取り上げられてる一部の情報じゃわからんやろって言われるかもしれんけど、あたしは彼はとっても優しい人やと思う。音からそれが伝わってくる。いっぱいアルバム出してるからまだ全部は聴けてないけど、これからもちょっとずつ聴いていきたいし、彼の活動を見守りたい。



この記事書くのに3時間かかったとか内緒やで。

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「クリスチャンミュージック」って聞いてピンと来る人はどのぐらいいるんだろう。その言葉を聞いた人はどんな音楽を想像するんだろう。
最近そういうことを考えます。

プロフィールにも少し書いてるけど、あたしはクリスチャンで、クリスチャンミュージックを日本の音楽ファンに知ってほしくてそれを広める活動をしてる。活動って言っても、twitterのbotアカウントとfacebookの専用ページに音楽をアップしてるだけなんやけどね。
http://twitter.com/C_music_bot
http://www.facebook.com/rockofageschristianmusic

多分、クリスチャンでもクリスチャンミュージックがどんなものなのか知ってる人は少ないと思う。むしろクリスチャンじゃないディープな音楽ファンの方が詳しいんちゃうかな?
平たく言えばつまり「キリスト教的な音楽」ってことやけど、それは賛美歌やゴスペルだけを指してるわけじゃない。ひとことで「クリスチャンミュージック」って括ってるけど、その中にはロック、HIPHOP、ポップも含まれる。エレクトロやレゲエもあるかもしれない。必ずしも教会でやる音楽ってわけじゃないんだよね。キリスト教的な信条に基づいてる音楽、キリスト教的なメッセージを基盤としてる音楽なら全て「クリスチャンミュージック」。一般的に聴かれている音楽と何ら変わりはない。クリスチャンミュージックっていうのは音楽ジャンルの名前ではなくて、大きいカテゴリーの一つみたいなものかな。

クリスチャンミュージックが一般に広く受け入れられてて、音楽チャートにランクインすることが当たり前っていう国は結構ある。代表的なのはアメリカ。
でも日本ではこういう音楽があるってことはあんまり知られてない。キリスト教に対する馴染みのなさ、クリスチャンミュージックを発信する担い手の少なさが原因やと思う。日本でもバンド形式の演奏を取り入れてる教会は結構増えてきた。クリスチャンラップをやってる同年代の子がいることも知ってる。けどCDを出してそれが流通してライブをして、っていうところまでたどり着いてる人はいない。そもそも、「教会内での演奏」で完結してしまうことが当たり前で、そういう目標を掲げるという発想に至らないのかもしれないけど。

あたしは日本でもアメリカみたいにいろんなジャンルのクリスチャンミュージックが生まれたらいいなって思ってる。けど、日本にはクリスチャンミュージックっていう概念そのものが浸透してない。だから「クリスチャンミュージックにはこんなカッコいい音楽があるんだよ」っていうのを伝えたいと思った。まず今あるクリスチャンミュージックを広めよう、って。

ただ、クリスチャンミュージックっていう分類の仕方には曖昧さも伴う。
「アーティストがクリスチャン」っていう定義やと、アメリカの音楽は半分ぐらいクリスチャンミュージックに分類されてしまう。日本でも、m-floのVERBALがクリスチャンってことは有名やけど、m-floの音楽はクリスチャンミュージックかというと違うと思うしね。
「キリスト教的な内容を歌っている」っていう定義もちょっとズレてて。「God」「Jesus」「Lord」っていう言葉を使ってるアーティストもいるけど、そういう言葉を使わないアーティストもいる。一見すると普通のラブソング、でも実は神様と人間の関係を歌ってる、とか。歌詞に込められた意味をリスナー側から完全に読み取るのは難しい。歌詞の内容だけを基準にすると、例えばアルバムの中に1曲キリスト教と関係ない歌詞の曲があったとしたら「このアーティストはクリスチャンミュージックじゃない」ってなってしまう。
正直、今ここで断言できるような、これっていう定義は存在しないのが現状やと思う。

あたしが紹介するにあたって決めてる基準は、「楽曲がクリスチャンミュージックであると認知されているアーティスト」「クリスチャンであることを音楽活動において公言し、反映しているアーティスト」「キリスト教と深く関わりのある内容の楽曲」。
厳密に線引きをするのは難しいから、今まで紹介してきたものの中で「これはクリスチャンミュージックちゃうやろ」っていうのもあるかもしれない。けど、紹介しようってなったらいろんな情報調べて確認してるから、どれも何らかの形でキリスト教に関係がある音楽です。

前置き超長くなった。(笑)
実際にどんなものがあるか載せていきます。

♪MANAFEST『Rodeo』(2005)

大好きなアーティスト。来日した時は必ずライブに行ってる。
カナダ出身、プロスケーターを目指してたけどケガで断念。そこから音楽の道へ。ジャンルはミクスチャーロックかな。最初の方のアルバムはトラックもかなりHIPHOP寄りなんやけど、最近のアルバムはかなりロックテイストです。ライブでも毎回ギター、ベース、ドラムのバンドセット。
彼は歌詞の中に結構わかりやすくキリスト教要素を盛り込んでる。『Yahweh』(「ヤハウェ」=ヘブライ語で「神様」)っていう曲もあるぐらい。荒れてた時期もあったみたいやけど、お母さんがずっと自分のために祈ってくれてて、それを知って変わったらしい。奥さんとも教会のキャンプか何かで知り合ったとか。
そしてかなりの親日家。4thアルバムの1stシングル『No Plan B』は日本でMVを撮影してて、日本のバンドCrossfaithのKoieがfeat.で参加してる。 5thアルバムの国内(日本)盤では、3.11で被害を受けた日本へのメッセージソングとして日本語の歌詞を交えた『KIMI WA FIGHTER』を収録。結構いい発音の日本語を披露してます。
1年半かけて執筆してた本が完成したらしく、最近はプロモーションに忙しそう。日本でも買えるんかな?

♪Oficina G3『Meus Passos』(2008)

ブラジルのメタル系バンド。聴いてみてください。「これがクリスチャンミュージック?」って思うはず。(笑)
ポルトガル語なので何言ってるかわからんし、あたしも最初はそう思った。ので、歌詞を検索してGoogle翻訳にかけてみました。そしたらどの曲も歌詞がかなり信仰的。ビックリした。(笑)
ポルトガル語のサイトしかヒットしなくて詳細はわからんのやけど、このバンドは1987年結成、メンバーチェンジを繰り返しながら今も活動してるみたい。ボーカルも現在4人目。このライブ映像観たらわかると思うけど、結構広い場所でやってるみたいやし観客の数も多い。ブラジルでは有名なバンドなのかもしれません。

♪P.O.D.『Sleeping Awake』(2003)

え、P.O.D.?って思う人もいるかな?かなり知名度高いバンドですね。この曲は映画『マトリックス リローデッド』の主題歌でもある。
彼らはクリスチャンバンドということで有名。バンド名も「Payable On Death(死による贖い)」の略で、キリストが人間の罪のために死んだっていう考え方に基づくもの。根強い人気があるバンドです。

♪Stacie Orrico『(There's Gotta Be) More to Life』(2003)

彼女も日本で結構有名なはず。一番有名な曲は『Stuck』かな?日本のバンド、coldrainがカバーしたりしてる。
デビューのきっかけはキリスト教系の音楽イベントでのコンテストで優勝したこと。デビューした時の所属もEMIのクリスチャンミュージックのレーベル。日本での成功は大きかったようで、『Live in Japan』っていうCDとDVDをリリースしてる。
セレブ的な生活をするヒマがあるならもっと良い曲を書きたい、って言ってるぐらい、謙虚で地に足がついた人柄。今はレーベルとの契約終わってるんかな?3rdアルバムはアメリカでリリースされんかったみたいやし音楽活動は不調みたいやけど、また新しく音源作ってほしいなあ。

♪tobyMac『Boomin'』(2007)

tobyMac!今年のグラミー賞では最新アルバム『Eye On It』がBest Contemporary Christian Music Albumを受賞しました。
こんなカッコいい48歳見たことないよ。アメリカではクリスチャンラッパーの代表的存在。あたしが生まれる前から活動しとるけど、今も変わらず良い音楽を作り続けてる、ホントにすごい人。HIPHOPというよりはミクスチャーに近いかな。ダンサンブルな曲からメロウな曲まで、音の幅も広い。
『Eye On It』が1997年以来初めてクリスチャンアルバムでビルボード200チャートのトップになった時のコメント、
「EYE ON IT #1 on @billboard top 200! Wow, thank u guys so much. Honored & grateful!! To God b the glory...Steal my Show. 」。
「この栄光を神に」ってとこが彼らしい。

他にもいっぱい紹介したい曲あるけど、また次回。
こうやってクリスチャンミュージックを紹介することで、クリスチャンの音楽への関心、クリスチャンじゃない人のクリスチャンミュージックへの関心が高くなったらいいなーと思います。

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