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音楽バカによる音楽についてのひとりごと。

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音楽を始めたきっかけについて少し書きます。

今あたしがやってる楽器は3つで、ヴァイオリン、ピアノ、ギター。今ロックやHIPHOPのライブばっかり行ってるけど、プロフィールにも書いてるとおりクラシック出身です。
一番最初に始めたのはピアノかな?2歳か3歳頃。そのあとすぐヴァイオリンも3歳ぐらいの時習い始めた。物心つく前だから、その頃のことは全然覚えてない。
母親が元々音大に通ってて、クラシックでプロ目指してたんやけど、いろいろあって結局音大を辞めて。だからあたしにその夢を引き継いでほしかったんかなって思う。

あたしは元々ヴァイオリニストになりかった。10年以上習いに行ってたかな。
始めた時のことは何も覚えてないんやけど、NHK教育で某番組の某キャラクターがヴァイオリンを弾いてるのを見て、「いいなー」って言ったらしい。それを聞いて母親は「これだ!」と思って習わせることにしたとか。
さっきも書いたけど最初の方の記憶はほとんどない。でも先生のとこでレッスン受けてるビデオが残ってて、泣きながら弾いてるんだよね。(笑)怖い先生じゃないからなんで泣いてるんかイマイチようわからんけど、できんのが悔しかったんかなあ。負けず嫌いやったし。

ヴァイオリンとピアノは毎日練習するのが当たり前やった。体調悪くても絶対練習した。というか、させられてた。楽器に関してはうちの母はほんまに厳しかった。求められたことができんかったりダラけたりしたら、叩かれたり蹴られたりもした。小学校に上がって、みんな放課後や休みの日遊んでたけど、あたしにはそういう思い出はほとんどないな。家に帰って練習!やった。
中学校に入ってからが一番つらかった。わりと記憶が鮮明だからそう思うのかもしれんけど。周りはおしゃれや恋愛で盛り上がっとったけど、あたしはそんなヒマなくて。勉強も難しくなったし、宿題やテスト勉強と楽器の練習を両立せんといかんかった。「学年が上がったら練習時間も増やすべき」って言われたけど、元来集中力がないあたしとしてはぶっ続けでの練習は1時間が限界だった。

ほとんど毎日泣いとった気がする。練習が嫌いやった。好きでもないのに決められた曲をやらないかんことが苦痛やった。毎日のスケジュールが全部ヴァイオリン中心で回ってることに嫌気がさしてた。
学生オーケストラにも所属するようになって、1stヴァイオリン担当になって嬉しかったけど、友達もできんかったし週1回の練習が憂鬱やった。よくサボった。楽器持って家出て、海を眺めて時間を潰すことが多かった。

クラシック音楽がすごい好きだったわけじゃなくて、たまたま手に取った楽器がヴァイオリンだったからクラシックの道に進んだだけ。聴く音楽はその頃からロックやHIPHOPばっかりだった。音楽は相変わらず大好きだったけど、クラシックはあたしの住む世界じゃないって感じてた。
もはやヴァイオリンを弾くということ自体が楽しくなかった。でもやめる勇気はなかった。自分にはこれしかないって思ってたし、やめたら何が残るんだろう?って怖かった。

高校受験。そこそこ頭がいい高校に音楽科があって、ずっとそこを受けるつもりでおった。親もそれが当然って思ってたと思う。プロになるためのステップ。けどいざ志望校を固める時期になって、「ヴァイオリンを辞めるなら今しかない」って思った。即断はできんかった。でも一旦やめること考え始めたら止まらんかった。
結局先生にやめるって伝えに行った。行きの車の中ですっっっごく気持ちが重かったのを覚えてる。先生は引き止めてくれたけど、それが本心なのか社交辞令なのかもわからんかった。自分の弾くヴァイオリンが好きじゃなくて自信がなかったから。帰り道は気持ちがすごい軽かった。「あー終わったんや」っていう気持ちと、「何も残らんかったな」っていう気持ち。二重の意味で軽くなった。良くも悪くも。

結局私立の進学校に行って、兵庫の大学に進学した。大学に入ってから明確に後悔し始めた。実際あたしには何も残ってなくて空っぽだったから。音楽は続けるつもりでいたけど、元々人付き合い嫌いだったから人脈もなかった。軽音部に入るか迷ったけど、週1回強制参加のミーティングがあるとか、最初の頃はライブで機材運びしかさせてもらえないって聞いて「絶対イヤ」って思ってやめた。理想だけは一丁前だったから、自由に伸び伸び音楽やれない場所なら必要ないって思った。(笑)
音楽やりたいやりたいって思いながらも、どうすればいいのかわからんまま大学4年間が過ぎていったなあ。その頃R&Bも結構聴いとったから、シンガーになるとかも考えた。迷走してた。笑。
就活では意図的に音楽関係を避けてた。気持ちの整理ができてなかったからつらくて。ステージに立ちたかったから、悔しい思いしながら裏方するなんてイヤだったしね。

なんか話が大きくそれてきてるけど、本当にヴァイオリンはあたしにとって大きな意味を持つ楽器。
最近は実家に帰ってきたら弾いてる。だいぶ下手になったけど。ようやく気持ちに折り合いがつき始めたかなあ。20年以上一緒に過ごしてきた楽器だから、絶対に自分から切り離すことができないもの。自分のことを語る上でなくてはならないもの。
習いに行ってた時は本当につらかったけどね。でも今は何でも自由に弾ける。大好きなOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDのライブでMartinがヴァイオリン弾いてるの見て、「こんなことやりたいな」って思った。だからもしあたしのヴァイオリンを必要としてくれる誰かが現れたら、今度は心から楽しく弾きたいなって思う。

長くなったからギターの話は次の記事で。

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