もうこの人大好き。スペインのアーティストで一番やな。フィメールラッパー。 1990年代終わり頃からスペインのHIPHOPシーンに登場、客演として様々なアーティストの楽曲に参加。1999年にシングルでソロデビュー。 Malaを知ったのはNelly Furtadoの『Bajo Otra Luz』。feat.で参加してた。(あとで紹介します)高すぎず低すぎず、でも耳に残る声で、ゆるい感じのフロウがかなりツボやった。YouTubeで探したらいろんなMV出てきたんやけど、映像の世界観も素敵。どれも独特なんやけど、それぞれだいぶ印象が違う。いろんな引き出し持ってる人だと思う。 浮浪者や女性の社会的な問題について書いた歌が多いらしい。HIPHOPの核はリリックだから、どうしても彼女の書くリリックの内容を知りたいんだよねー。やっぱりスペイン語勉強せなダメやな。
♪Nelly Furtado『Bajo Otra Luz feat. La Mala Rodriguez』(2009)
これがさっき少し書いた曲。Nelly Furtadoは1stの時からずっと好き。ポルトガル系カナダ人で、音楽的な幅はかなり広い。癖のあるポップ→民族っぽい落ち着いた雰囲気→HIPHOP/R&Bっぽい音、ってアルバム出す度に音が大幅に変わるのがおもしろい。でも流行に乗っかったにわかではないんだよね。やりたいことをやる、気が向いたことをやるって感じ。 元々話すのは英語とポルトガル語のはずなんだけど、なぜかスペイン語のアルバムをリリース。これはその中の曲で、聴いてて楽しくなる。MVも可愛い。 例によって歌詞の内容はわかんないんだけど、最後の部分「El color de mi vida cambio desde que tu llegaste」っていうところは「The color of my life changed since you came」っていう意味みたい。「あなたが来てから私の人生の色が変わった」。いい言葉。
これはあたしのとっておき!イスラエルのパンクバンド、Useless IDが本国のシンガーとコラボアルバムを出して、その中からの曲。 この曲には苦労させられた。YouTubeのおすすめに出てきたのが最初だったんだけど、表示されてる情報が全部ヘブライ語。 YouTube:「מוקי ויוסלס איי די מארחים את קרן פלס-הנה עיר」 あたし:「???」 って感じやったから。(笑) 変なのすすめてきた!って思ったけど興味本位でクリックしたら、めっちゃカッコいい。何やこれ、何ていうバンド?って思って検索しようとしたけど、ヘブライ語やからどれがアーティスト名でどれが曲名かさえもわからない。付いてるコメントも全部ヘブライ語。コピペして検索かけても当然ヘブライ語のページしか出てこない。超イライラした。検索オタクのあたしに調べられないことがあるなんて。「負けた……」って思った。(笑) 後日、iPhoneで便利なアプリがあるっていうのを偶然知った。曲を聴かせるだけでその情報を教えてくれる、「Shazam」っていう神アプリ。これ使えばわかるはず!って思って、この曲を聴かせてみた。そしたら、 え?Useless IDなん? Useless好きなんですけど。去年来日ライブ行ったんですけど。わからんかった自分がなんかショックやった。(笑)でもMVよく見たら途中からメンバーの顔普通に映ってるんだよね。YouTubeいつもBGMとして流してるだけやから映像ちゃんと見てなかったけど。歌ってるのYotamじゃないから気づかんかったんかな。Uselessは地味にメンバー代わったりするからようわからん。ってか歌ってるこの人誰? どうでもいいエピソードが長くなりましたが、肝心の曲。素敵です。ヘブライ語って意外と癖がないんやね。ロック系の音にも合うじゃないか。女性シンガーの声も落ち着いてて聴きやすい。そして謎の男のラップ調の歌い方。いいね。Useless単体やと疾走感!ノリノリ!みたいなイメージあるけど、これはわりと味のある感じ。軽快ではあるんやけど、ポップさ全開ではない。
アメリカのバンド、Fit For Rivals。これもYouTubeのおすすめに出てきたヤツやったかなー。女性ボーカルやけど、最初男の子か女の子かわかんなかった。いい意味で中性的。見た目もそうやけど、声が女子!って感じじゃないのがとてもいい。ちょっとハスキーやけど低すぎない。曲調自体はわりとストレートなロック。やけどかすれ気味の声のおかげで変化球っぽい印象を与えてるのがプラスになっとると思う。ギターのザクザクした感じも好みかな。 他にも数曲聴いたけど、わかりやすいカッコ良さがある曲ばっかりだったから日本でも知名度上がったらいいなーと思います。
♪The Cataracs『Club Love』(2009)
珍しくエレクトロ系。ピコピコはあんまり好きじゃないけどちょっとエフェクトがかかったような感じはわりと好きで時々聴きます。 The Cataracsはプロデューサー・デュオで、プロデュースの代表作はFar East Movementの『Like A G6』など。『Like A〜』のサビを歌ってるDEVっていうアーティストの曲をよく聴いてて、彼女がThe Cataracsの作品によく参加してるからたどり着いた。クラブ系って、チャラい!ダンサンブル!みたいなイメージがあるかもしれんけど、こういう淡々とした感じの曲も結構あって、あたしはそういうのがわりと好き。