今コピーしてる曲のうちの1曲が、カナダのバンドThousand Foot Krutchの『War of Change』です。 日本でこのバンドを知ってる人ってホントに少ないんちゃうかなー。
・メンバー Trevor McNevan - vocals & guitar (studio) Joel Bruyere - bass & chorus Steve Augustine - drums
・ディスコグラフィ That's What People Do (1997) Set It Off (2001) Phenomenon (2003) The Art of Breaking (2005) The Flame in All of Us (2007) Welcome to the Masquerade (2009) The End Is Where We Begin (2012)
あたしが彼らを知ったのは、同じカナダのミクスチャーアーティストMANAFESTがきっかけ。MANAFESTの曲にボーカルのTrevorが結構客演参加してて、気になって調べてみたらめっちゃカッコいいバンドだった。 ジャンルとしては、ニューメタルっていうのかな。ラップ調の曲もあるけど、基本的にはハードロック。クリスチャンバンドとしても有名。 1997年結成(前身バンド結成は1995年)ということで活動歴はわりと長い。長く続けてると方向性がブレたり勢いがなくなってきたりするものやけど、このバンドは本当に一貫してカッコいい曲を作り続けてると思う。各アルバムから曲を紹介します。(1st『That's What People Do』は現在CDが手に入らないので2ndから!)
♪Thousand Foot Krutch『Puppet』(2001)
2001年のアルバム『Set It Off』から。(シングルカットは2003年?)このアルバムはわりとHIPHOP色が強め。 『Puppet』は、MVではちょっと不気味な子供の歌声から始まって、映像もダークな感じ。音はヘヴィやけど、スクラッチの音が入ってたりTrevorのボーカルもラップ調が多くてストリートっぽい雰囲気が強い。
2005年のアルバム『The Art of Breaking』から。このアルバムだけ唯一国内盤が出てる。 タイトルトラックもカッコいいし、『Move』『Hurt』とか名曲がいろいろ入ってるけど、『Absolute』のライブ映像を載せときます。わりと軽快な感じで始まって、サビ前でシャウトが入って激しくなっていく展開の仕方がカッコいい。TFKの中でもシンガロングな曲やと思う。
♪Thousand Foot Krutch『Falls Apart』(2007)
2007年のアルバム『The Flame in All of Us』から。このアルバムのスペシャルエディションのジャケットデザインが可愛くて好き。 『Falls Apart』は勢いでガンガン押すというよりも縦刻みのリズムが心地いい感じ。重すぎず落ち着いてるけど、ポップでもない。このちょうどいいさじ加減がTFKっぽい。
♪Thousand Foot Krutch『Welcome to the Masquerade』(2009 / live, 2010)
2009年のアルバム『Welcome to the Masquerade』から。タイトルトラック。 このライブ映像は何回観ても鳥肌立つ。TFKの音って激しいけど品があるんよね。ピアノ、シンセ系の音を効果的に使ってるっていうのもあるし、メロディラインがきれい。
♪Thousand Foot Krutch『Light Up the Sky』(2012)
2012年のアルバム『The End Is Where We Begin』から。このアルバムは完成度高い!前作からの流れを汲んでクラシックっぽい要素も盛り込みながらも、重低音効いててカッコ良くて、TFK流っていうのを体現してるアルバムやと思う。 この曲はTrevorのラップが冴えてる。サビの「Light up the sky〜」っていう高音が気持ちいい。男性の高音ってあんまり好きじゃないんやけど、Trevorの声は耳障りじゃないし女性的な細い感じでもないからかなり好み。あと、TFKは音の減らし方が絶妙。少ない音で効果を付けたり、間の取り方だったり、聴き手をわくわくさせるのが上手い。
恥ずかしながら、あたしも彼のことをちゃんと知ったのはここ数年。 きっかけはNirvana。Nirvana結構好きで、Kurtが自殺した時に残した遺書の中で引用されてたNeilの『My My, Hey Hey (Out of the Blue)』の歌詞の一部「it's better to burn out than to fade away(消えてしまうより燃え尽きる方がいい)」を知った時すごく印象に残って、どんな曲だろう?って思った。YouTubeで調べてみたらすごくいい曲。一回聴いたら耳から離れなかった。 名前はなんとなく聞いたことがあって昔からいるアーティストだってことはわかってたから、父親に「Neil Youngってどんなアーティスト?」って聞いてみた。そしたら、アルバム『After the Gold Rush』『Harvest』、Crosby, Stills & Nashの『4 Way Street』を貸してくれた。
渋い。というのが最初の感想。アルバム『Tonight's the Night』の表題曲で、このアルバムは全体的にブルージーな感じです。 実はこのアルバムは、上の『See the Sky〜』が入ってる『On the Beach』よりも早い時期に録音されてる。(1973年)この時期Neilはドラッグのオーバードースで2人も友人を失くしてて、それがバックバンドCrazy HorseのギタリストDanny WhittenとローディーのBruce Berry。彼らを想って作ったアルバムが『Tonigh't the Night』です。 哀悼の作品ということもあってか、なかなか納得いくものが録れなかったNeilとバンドメンバーは、ベロベロになるまで酔って、その状態でレコーディングに臨んだらしい。その結果ラフでヘヴィなアルバムが完成。でもレコード会社に「暗すぎる!」と評されお蔵入り。その後この音源を聴いた友人たちに後押しされて、ようやく発売に至ったとのこと。 この曲はBruceのことを歌ってる。Bruceは働き者だったとか、彼はみんなが帰ったあと俺のギターを弾きながら歌ったりしたとか、彼の思い出が語られて、後半で彼の死を電話で聞いたっていうエピソードが出てくる。そしてサビは「Tonight's the night」の繰り返し。「悲しい」「寂しい」っていう言葉は一切出てこない。それでもNeilのやりきれなさが伝わってくるんだよね。きっと言葉で表せないぐらいつらかったんやと思う。
パソコンを開いてる時はiTunesじゃなくてYouTubeで音楽を流すのが常なんだけど、今年に入ってかなり気になるアーティストに出会った。 YouTubeって右側におすすめ動画が出るけど、普段全く知らんアーティストの動画をクリックすることはあんまりないんだよね。でもサムネイルがものすごく印象深い動画があって、その画像がこれ。 実はあたしはミリタリーが大好きで、家にガスマスクを飾りたいと思ってるほど。(笑)YouTube見てたらおすすめ動画の中にこのガスマスクのジャケットがどーん!て載ってたから、何やこれ?って思ってクリックしてみた。それがARANDAの『One More Lie』やった。