まずThe Paversについて。アメリカのバンドで、活動期間は1998年から2004年。ALLやGoodbye Harryでもボーカルを務めたScott Reynoldsがボーカリスト。2004年には来日してたみたい。そのあとすぐ解散。 あたしは知らんかったんやけど、ALLっていうバンドは結構有名みたいで、Scottは2代目ボーカル。初代ボーカルよりも人気だったとか。一旦抜けたけど2008年からまたボーカルとして復帰したみたいで、おそらく現在も活動中。 The Paversを知ったのは、彼らの楽曲『Mr.Edison Take Your Medicine』がtwitterのパンクbotで紹介されてたから。去年のはじめ頃かな?
そしたらまさかの本人が直接返事くれたんよね。ギターのEric。しかもコメントじゃなくてメッセージで丁寧に。その曲を作ってイントロ部分を弾いてるのは自分で、使ったのはレスポールカスタム、他の曲ではSGを使う時もあったって教えてくれた。 更に「音作りでは、ギターそのものよりもアンプの方が大事なんですか?」って聞いたんやけど、その返信にすごく感銘を受けた。一部引用すると、 「I play what I love, just like you, and nothing more:)」 「I suggest not looking for the sound, let the sound find you!」 「Before any guitars or amps, the sound comes from you.」 って。つまり、好きに弾けばいいんだよ、いい音を探すんじゃなくて音に自分を見つけてもらえばいいんだよ、ギターやアンプも大事だけど音は自分自身から生まれるものだよ、ってこと。 説得力ありすぎた。 きっとギターをやる人のほとんどは最初そうやと思うけど、自分の憧れのギタリストのギターや機材を真似しようとするんよね。あたしもそうで、だからEricの使ってるギターやアンプについて知りたかった。でもそれ以前の問題なんやな、きっと。もっともっと時間かけてギターに向き合わないかん。それも、自分のギターに。SGが欲しいとかStarlaがカッコいいとかいろいろ言ってたけどさ、あたしは今十分いいギターを持ってる。(2本も!)自分がいい音を出せないのはギターのせいじゃないってわかってるし、スタジオにはちゃんとしたアンプが揃ってる。今自分がすべきなのは、しっかり弾けるようになること、自分のギターに合ったアンプのセッティングを見つけることやなって改めて思った。 好きなギタリストに近づく努力をするのは多分悪いことじゃない。けど、そのことばっかりに目が行くのは違うんやろうな。最終的に、誰かの真似やコピーでは自分の音じゃないし。
The Paversをもっと好きになった。Eric Tuberdykeはやはり偉大なギタリストだった。
今コピーしてる曲のうちの1曲が、カナダのバンドThousand Foot Krutchの『War of Change』です。 日本でこのバンドを知ってる人ってホントに少ないんちゃうかなー。
・メンバー Trevor McNevan - vocals & guitar (studio) Joel Bruyere - bass & chorus Steve Augustine - drums
・ディスコグラフィ That's What People Do (1997) Set It Off (2001) Phenomenon (2003) The Art of Breaking (2005) The Flame in All of Us (2007) Welcome to the Masquerade (2009) The End Is Where We Begin (2012)
あたしが彼らを知ったのは、同じカナダのミクスチャーアーティストMANAFESTがきっかけ。MANAFESTの曲にボーカルのTrevorが結構客演参加してて、気になって調べてみたらめっちゃカッコいいバンドだった。 ジャンルとしては、ニューメタルっていうのかな。ラップ調の曲もあるけど、基本的にはハードロック。クリスチャンバンドとしても有名。 1997年結成(前身バンド結成は1995年)ということで活動歴はわりと長い。長く続けてると方向性がブレたり勢いがなくなってきたりするものやけど、このバンドは本当に一貫してカッコいい曲を作り続けてると思う。各アルバムから曲を紹介します。(1st『That's What People Do』は現在CDが手に入らないので2ndから!)
♪Thousand Foot Krutch『Puppet』(2001)
2001年のアルバム『Set It Off』から。(シングルカットは2003年?)このアルバムはわりとHIPHOP色が強め。 『Puppet』は、MVではちょっと不気味な子供の歌声から始まって、映像もダークな感じ。音はヘヴィやけど、スクラッチの音が入ってたりTrevorのボーカルもラップ調が多くてストリートっぽい雰囲気が強い。
2005年のアルバム『The Art of Breaking』から。このアルバムだけ唯一国内盤が出てる。 タイトルトラックもカッコいいし、『Move』『Hurt』とか名曲がいろいろ入ってるけど、『Absolute』のライブ映像を載せときます。わりと軽快な感じで始まって、サビ前でシャウトが入って激しくなっていく展開の仕方がカッコいい。TFKの中でもシンガロングな曲やと思う。
♪Thousand Foot Krutch『Falls Apart』(2007)
2007年のアルバム『The Flame in All of Us』から。このアルバムのスペシャルエディションのジャケットデザインが可愛くて好き。 『Falls Apart』は勢いでガンガン押すというよりも縦刻みのリズムが心地いい感じ。重すぎず落ち着いてるけど、ポップでもない。このちょうどいいさじ加減がTFKっぽい。
♪Thousand Foot Krutch『Welcome to the Masquerade』(2009 / live, 2010)
2009年のアルバム『Welcome to the Masquerade』から。タイトルトラック。 このライブ映像は何回観ても鳥肌立つ。TFKの音って激しいけど品があるんよね。ピアノ、シンセ系の音を効果的に使ってるっていうのもあるし、メロディラインがきれい。
♪Thousand Foot Krutch『Light Up the Sky』(2012)
2012年のアルバム『The End Is Where We Begin』から。このアルバムは完成度高い!前作からの流れを汲んでクラシックっぽい要素も盛り込みながらも、重低音効いててカッコ良くて、TFK流っていうのを体現してるアルバムやと思う。 この曲はTrevorのラップが冴えてる。サビの「Light up the sky〜」っていう高音が気持ちいい。男性の高音ってあんまり好きじゃないんやけど、Trevorの声は耳障りじゃないし女性的な細い感じでもないからかなり好み。あと、TFKは音の減らし方が絶妙。少ない音で効果を付けたり、間の取り方だったり、聴き手をわくわくさせるのが上手い。
◆BIWAKO ROCK SCRAMBLE@滋賀U☆STONE 4.14.'13 RIZING 2 END / 彼女 in the display / wrong city / ANARCHY STONE / SUNRISE AGAIN / Pulse Factory / Ms.Bighug / LANDGRIM
Green Day『American Idiot』が一番形になってた。あとは、歌暗記とギターのバランスとドラムのテンポの安定やな。ギターソロはあたしがやることになってしまったので、来週までに何とかせねば。 Skillet『Hero』はまだまだいじる余地あり。コード弾き以外にできることないかな。コーラスはマスターした! Thousand Foot Krutch『War of Change』は、あたしほとんど不参加。(笑)余裕なくて全然練習できんかった。反省。