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音楽バカによる音楽についてのひとりごと。

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月曜はスタジオでした。
結成から約1ヶ月経過、ようやくバンド名が決まったよ。「NO EDGE」っていう名前です。「端がない」=無限なもの、っていう意味を込めて。「切れ味が悪い」の方じゃないよ。(笑)いつかどっかのライブハウスでこの名前を見かけたら温かく見守ってください。

上達が見える部分もあれば、どうしようもないやんって言いたくなるような部分もある。毎回発見はあるけど、下手な自分たちをもどかしく思う。
同時進行で3曲やってたんやけど、そのうち2曲は保留になった。今のあたしらには難しすぎるから。代わりの曲は検討中やし、決してモチベーションが下がったわけではないけど、やっぱり悔しい。他のメンバーはどうなんやろうなあ。
あたし自身に関しては、自分の出すギターの音が嫌い。ぺらぺらしてる。それは間違いなく自分の腕の問題やと思うけど、カッコ良く弾けてない自分にすごくがっかりする。

そんなこんな考えながら家でパソコンしてたら、facebookに外国人からメッセージ来てた。知らん外国人からのメッセージ時々来るから「またかよ」って思って開いたら、The Paversのギタリストからやった。ビックリするやら嬉しいやら。

まずThe Paversについて。アメリカのバンドで、活動期間は1998年から2004年。ALLやGoodbye Harryでもボーカルを務めたScott Reynoldsがボーカリスト。2004年には来日してたみたい。そのあとすぐ解散。
あたしは知らんかったんやけど、ALLっていうバンドは結構有名みたいで、Scottは2代目ボーカル。初代ボーカルよりも人気だったとか。一旦抜けたけど2008年からまたボーカルとして復帰したみたいで、おそらく現在も活動中。
The Paversを知ったのは、彼らの楽曲『Mr.Edison Take Your Medicine』がtwitterのパンクbotで紹介されてたから。去年のはじめ頃かな?

♪The Pavers『Mr.Edison Take Your Medicine』(2003)


なんとなく聴いてみたら「めっちゃカッコいいやん!」ってなった。特にイントロのギターの衝撃はすごかった。上手く言葉にできんけど、これだ!っていう感覚かなあ。この曲を初めて聴いた時はまだギター始めてなかったけど、このイントロが印象的すぎてThe Paversについていろいろ調べた。
解散してるのは残念やったけど、このカッコいいギターはどんな人が弾いてるんやろって思って、ネットで検索しまくった。けど、メジャーバンドじゃないからMVもライブ映像もほとんど見つからんかった。そもそも、The Paversについて書いてるサイトも少なくて。辛うじてメンバー構成だけはわかったんやけど、ツインギターだったからどっちの人がイントロを弾いてるのかは謎のままやった。

バンドを始めてスタジオでアンプにつなげて弾くようになってから、自然なことやと思うけど、音作りっていうことに関心を持ち始めた。どんな音を出したいかって考えた時、あたしがまず思い浮かべるのはRIZING 2 ENDとThe Pavers(すごい組み合わせ。笑)のギターの音。それで、The Paversのギタリストのことが再び気になり出した。
自分で調べるのはもう限界があったから、The Paversのfacebookページに書き込みしてみた。「この曲のギターがすごく好きなんだけど、誰が弾いてるんですか?どんなギターを使ってるんですか?」って。そういう場所ってファンが見てるから、知ってる誰かがコメントくれたらいいなーぐらいのノリやった。

そしたらまさかの本人が直接返事くれたんよね。ギターのEric。しかもコメントじゃなくてメッセージで丁寧に。その曲を作ってイントロ部分を弾いてるのは自分で、使ったのはレスポールカスタム、他の曲ではSGを使う時もあったって教えてくれた。
更に「音作りでは、ギターそのものよりもアンプの方が大事なんですか?」って聞いたんやけど、その返信にすごく感銘を受けた。一部引用すると、
「I play what I love, just like you, and nothing more:)」
「I suggest not looking for the sound, let the sound find you!」
「Before any guitars or amps, the sound comes from you.」
って。つまり、好きに弾けばいいんだよ、いい音を探すんじゃなくて音に自分を見つけてもらえばいいんだよ、ギターやアンプも大事だけど音は自分自身から生まれるものだよ、ってこと。
説得力ありすぎた。
きっとギターをやる人のほとんどは最初そうやと思うけど、自分の憧れのギタリストのギターや機材を真似しようとするんよね。あたしもそうで、だからEricの使ってるギターやアンプについて知りたかった。でもそれ以前の問題なんやな、きっと。もっともっと時間かけてギターに向き合わないかん。それも、自分のギターに。SGが欲しいとかStarlaがカッコいいとかいろいろ言ってたけどさ、あたしは今十分いいギターを持ってる。(2本も!)自分がいい音を出せないのはギターのせいじゃないってわかってるし、スタジオにはちゃんとしたアンプが揃ってる。今自分がすべきなのは、しっかり弾けるようになること、自分のギターに合ったアンプのセッティングを見つけることやなって改めて思った。
好きなギタリストに近づく努力をするのは多分悪いことじゃない。けど、そのことばっかりに目が行くのは違うんやろうな。最終的に、誰かの真似やコピーでは自分の音じゃないし。

The Paversをもっと好きになった。Eric Tuberdykeはやはり偉大なギタリストだった。

♪The Pavers『Mr.Sheperds Bandage』(2000)

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